こんにちは、女性のビジネス専門のWEB集客プロデューサー 安齋 茉利子(あんざい まりこ)です。
SEOマーケティングアドバイザー/ウェブ解析士/Googleアナリティクス 個人認定資格etc
@mariko__anzai
以前ブログの SEO 対策の方法について解説しましたが、ホームページの SEO 対策はどのようにすれば良いのでしょうか?
もちろん、ホームページにブログ機能を搭載して、サービスや商品に関連かつターゲットのニーズに応えるような記事を頻繁に書くことがとても有効です。ただし、ブログ機能を搭載して運用するほどの予算がない場合は、ページ数が少ないホームページに特化した SEO 対策について考える必要があります。
ブログや情報メディアなど、記事を頻繁に更新するサイトのキーワード設定の手順はこちらの記事をご覧ください。
この記事では、ホームページ制作時の最初の段階で考えるべきキーワード設定とSEO対策のコツについて解説します*
まずは見込み客のピラミッド構造を理解しましょう
ホームページの SEO 対策の話をする前に、まずは見込み客のピラミッド構造を理解しましょう。
これを理解しないと、SEO対策で狙うべきターゲットとそのターゲットが検索するキーワードを明確にすることができません。
早速セグメントごとに解説します。
1. 今すぐ指名で申し込む
ピラミッドの一番上「今すぐ指名で申し込む」のセグメントは、知人からの紹介、SNSやブログ、メルマガなど何かしらの情報によって既にあなたの商品やサービスを知っていて、申し込みを検討している見込み客です。このセグメントが検索するキーワードは指名ワードといい、通常は「サービス・商品名 × 企業名」や「サービス・商品名 × 企業名 × 地域 」などです。
例えば、COCOROというお料理教室が横浜にあるとします。この場合「お料理教室 COCORO 横浜」などが指名ワードです。この指名ワードで検索してくれたお客さまは成約までのモチベーションも高いため、検索順位1位になるように対策をして絶対に逃さないようにしましょう。
私のホームページは「Reve Design」だけでも検索順位1位です。企業名やブランド名はホームページ作る上で一番基礎的な狙うべきキーワード。
屋号や法人名を決める際になるべく他と被らない名称にすることもSEOの観点では重要です。
2. 必要性を感じ情報収集している
次に狙うべきターゲットは「必要性を感じ情報収集している」方々です。この方々はどんな商品・サービスが欲しいかが定まっている中で、ニーズに合うサービスを比較しながら探している状況です。このセグメントの見込み客が検索するキーワードは顕在ワードといい、「サービス・商品名 × 特徴 」になります。
例えば、横浜で和食に特化した初心者歓迎のお料理教室を探している場合「お料理教室 横浜 和食」や「お料理教室 横浜 初心者」が顕在ワードになります。指名ワードで検索する方よりも成約までのモチベーションは低いですが、ボリューム(人数)が多くSEO対策でも比較的狙いやすい領域です。
狙うキーワードは「商品・サービス × 自社の強みや特徴 」で考えるのがおすすめです。 例えば、私の場合は「ホームページ制作 フリーランス 横浜」や「ホームページ制作 女性向け 横浜」
「ホームページ制作 フリーランス 集客に強い」など、ホームページ制作と合わせて自分の特徴や強みにマッチしたキーワードでSEO対策をしています。
3. 今すぐには必要性を感じていない
最後に最もボリュームが多く成約までのモチベーションが低いセグメントが「今すぐには必要性を感じていない」方々です。この層は、まだどんなサービス・商品が欲しいか決まっていないため、「お料理教室 横浜 おすすめ」や「お料理教室 横浜 人気」などのいわゆる ビッグキーワード で検索することが多くなります。この ビッグキーワード を狙うためには、多くの記事数とライティングの人員が必要になるため、膨大なコストが必要です。この ビッグキーワード をホームページで狙うことは潔く諦めて、「②必要を感じ情報収集している」層から上を狙う方が効率的です。
「③今すぐには必要性を感じていない」→「②必要性を感じ情報収集をしている」→「①今すぐ指名で申し込む」へと段階を踏んで見込み客を育て、成約までのモチベーションが高い見込み客の数を増やす施策も合わせて行うことが重要です。この施策には、ブログやSNS、メルマガやLINE@などの集客ツールでファンを獲得することが必要になってきます。
ホームページのSEO対策で集客を強化しましょう
見込み客のピラミッド構造を理解できたところで、次にホームページ制作の際に考えるべきSEO対策について解説します。
1. 自分の商品・サービスのアピールポイントを決める
まずは、自分の商品やサービスの強みやアピールポイントについて考えてみましょう。
実はこの「強み」や「アピールポイント」がSEO対策のキーワード選定に大きく影響してきます。「強み」や「アピールポイント」にマッチした ロングテールキーワード は、 ビッグキーワード に比べて、より購入や予約までのモチベーションの高いユーザーをホームページに誘導することができます。
2. 「必要性を感じ情報収集している」見込み客の検索キーワードを考える
先ほどご紹介したピラミッドでいうと、「②必要性を感じ、情報収集している」見込み客を狙ってキーワードを考えます。そのキーワードが、ずばり先ほど考えたあなたの「強み」や「アピールポイント」にマッチしたキーワードになります。
「①今すぐ指名で申し込む」セグメントの見込み客は、会社名やサービス名で自ら検索してくれるので他と被りにくい会社名やサービス名で普通にSEO対策をしていれば、まずヒットするはずです。ここで改めて考える必要はありません。また。「③今すぐには必要性を感じていない」人が検索するキーワードはいわゆる ビッグキーワード であることがほとんどなので、先ほどご説明した通り、購入や予約までのモチベーションが低いため、優先順位も低いセグメントになります。
これらの理由から、ホームページのSEO対策でまず狙うべきセグメントは「②必要性を感じ、情報収集している」見込み客が検索するキーワード=顕在ワードなのです。例えば、「お料理教室 横浜 初心者」や「カメラ教室 オンライン 初心者」、「ホームページ制作 横浜 女性向け」などが考えられます。
キーワードを考えるときは、ぜひキーワードプランナーなどで検索件数や競合度も見てみましょう。検索件数が多く、競合が少ないキーワードは狙い目です。
キーワードプランナーの使い方はこちらの記事をご覧ください。
3. SEOキーワード(顕在ワード)を狙ってコンテンツを作成する
狙うべきキーワードが決まったら、そのキーワードを基にSEO対策を実施します。
ここでは最低限抑えておいて欲しいSEO対策のやり方をご紹介します。詳しいSEO対策の方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください*
SEOキーワードに特化したページを作成する
SEO対策の基本となるのが「1キーワードにつき1ページ作る」という考え方です。例えば「お料理教室 初心者」のキーワードを狙いたい場合、「初心者に選ばれる理由」などのタイトルで、1ページ検索ワードに特化したコンテンツを作ると効果的です。逆に、「初心者に選ばれる理由」「レシピ紹介」「料金」「実習の流れ」など異なるテーマについて1ページ内で説明を完結させるのは、SEOの観点ではあまり良くないです。この場合は、それぞれ単独のページをしっかり作った方が効果的です。
Title、H1、H2などにSEOキーワードを入れる
WEBサイトにはTitleやH1、H2タグなど、ページのタイトルや見出しとなるタグが存在します。このタイトルや見出しにSEOキーワードを使うと効果的なので、なるべく使用しましょう。あまり使い過ぎると違和感が出てしまうので、そこは第三者が見ても違和感がないように気をつけましょう。
顕在ワードを「初心者」で設定した横浜のお料理教室「COCORO」を例に考えてみましょう。その場合のトップページのタグの設定例は以下のようになります。
- Titleタグ
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COCORO | 初心者も安心!基礎から楽しく学べる横浜の料理教室
- H1タグ
-
COCORO | 初心者も安心!基礎から楽しく学べる横浜の料理教室
- H2タグ
-
クラス紹介、レッスンスケジュール、実習の流れ、生徒さんの声、体験レッスンetc…
このように、タイトルや見出しには狙いたいSEOキーワードを入れるように心がけましょう。
また、各下層ページ(クラス紹介やレッスンスケジュールなど )はそれぞれのテーマから内容が逸れないように、各ページのSEOキーワードに特化したコンテンツを充足させることを意識しましょう*
4. SEO対策の成果を分析し、改善する
SEO対策を行ったら、成果を分析も忘れずに行いましょう。狙ったキーワードで上位に表示されているか、検索結果でクリックされているか、想定していなかったキーワードで上位に表示されていないかなどを、Search Consoleで確認します。分析結果をもとに、キーワードやコンテンツを見直したり、キーワードに特化したページを追加してSEOを強化したり、状況に応じた対策を行いましょう。改善後は、また分析することを忘れずに*
分析するときは、キーワード順位だけでなく、ユーザーがホームページにアクセスした後にお問い合わせや予約などのコンバージョンに辿りついているかなど、ユーザーの動線の分析&改善も重要です。この分析に使用するツールはGoogle Analyticsです。
ホームページに特化したSEO対策・キーワード設定のまとめ
ビッグキーワード でSEO対策をするには、競合が多いためコストを投資しなければなりません。また、 ビッグキーワード で検索するユーザーはまだまだ成約までのモチベーションが低いセグメントです。
まずは、 ビッグキーワード よりも「強み」や「アピールポイント」にマッチした ロングテールキーワード を狙い、モチベーションの高い見込み客を獲得していくことをおすすめします。
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