こんにちは、Webデザイナー&マーケターのMariko(@revedesign_m)です。
今回はお客さまから一番よく聞かれる「 SEO 」についてです。
SEO といっても奥がとっても深いので、何回かにテーマを分けてご説明していきます。
第一回目の今回は初心者向けにSEO対策の基本概念をご説明していきます。
実はこの概念を理解しないまま対策を始める方が意外と多いのですが、概念が分かっていないと対策も小手先のものになってしまいがち。
しっかりとSEO対策の基本を理解した上で、次の対策のステップに進んでいただきたいです。
- SEO対策の基本から学びたい
- 内部対策と外部対策がなにかわからない
- ブログの検索順位を上げたいけど何から始めれば良いかわからない
SEO対策の基本1 検索エンジンの仕組みを知ろう
本題に入る前に、まず検索エンジンの仕組みについてご説明します。 SEO について勉強するには、まず検索エンジンの仕組みを理解しないと何も始まらないといっても過言ではありません。この仕組みを理解して初めて、検索順位を上げる対策(SEO対策)を実践できるので、まずは検索エンジンの仕組みをしっかり理解しましょう。
有名な検索エンジンについて
日本の検索エンジンでよく知られているのは、Google、Yahoo!、Bingですが、市場シェアとしてはGoogleが約80%で圧倒的なシェアを誇ります。さらにシェア2位のYahoo!もGoogleの検索エンジンを使っています。シェア3位であるBingは4%ほどのシェアです。
そのため日本でのSEO対策=GoogleのSEO対策と同義と言われています。
Googleのアルゴリズムとは
Googleはユーザーが検索したキーワードに対して最適で良質な情報を提供するために、検索順位を決めるための基準を作っています。この検索順位を決めるためのルールが「Googleアルゴリズム」です。
さらに、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供するサイトを検索順位の上位にあげるために、Googleは定期的にアルゴリズムの変更を行っています。特に、大体2年ごとに大規模な変更を行なっているのですが、その時にサイトの検索順位が大きく順位が変わることがあります。これは、Googleでの検索順位を上げるためだけの対策をしていてユーザーにとっては価値のないサイトを上位に表示させない対策にもつながっています。
少し SEO の歴史に遡って説明すると、かつて被リンクの黄金時代といわれた時代があります。SEOで重要となる被リンク(外部のサイトに貼られた自分のサイトのリンク)を購入して自分のサイトのリンクを様々な有名サイトなどで貼ってもらうという施策です。当時はこれにより、検索上位に表示されるようになっていたのですが、それはユーザーにとって有益なサイトであるとはいえません。Googleはアルゴリズム変更により、被リンクを大量購入しているサイトの検索順位を下げたり、ペナルティを与えるなどの対策を行いました。
このように、Googleで評価されることだけを目的に対策すると、後のアルゴリズムで検索順位が大きく下がってしまう恐れがあります。大切なのは、SEO対策の仕組みをしっかりと理解した上で、あくまでもGoogleではなくユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作することです。ユーザー目線のコンテンツ制作を続けることで、自然とGoogleから良い評価を受けることができるはずです。
SEO対策の基本2 SEOとは何かを理解しよう
検索エンジンについての理解が深まったところで、いよいよ本題です。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言われます。
では、「検索エンジン最適化」とは一体何でしょうか?
簡単にいうと、検索エンジンに対してWebページの評価を上げ、検索結果の画面で上位に表示されるように最適化させることを言います。
何かを検索する際に表示される検索結果画面をイメージしてみてください。
おそらく、検索結果の上位5位くらいしかみないのではないでしょうか?
つまり、ユーザーは検索結果の上から見ていくので上位に表示させることでクリック率をあげやすくなります。
可能であれば3位以内、最低でも1ページ目には表示させたいところです。
統計的にも2ページ目はほぼ見られていないと言われています。
SEO対策の基本3 SEO対策の種類(内部対策と外部対策)を覚えよう
SEO対策には具体的にどんな方法があるのでしょうか?
SEO対策は「内部対策」と「外部対策」の2つのジャンルに分けることができます。
内部対策は自分のWebサイト内でできる対策のことで、掲載するコンテンツの質や制作する際の内部構造などの施策を指します。
一方、外部対策は主に被リンク(他のサイトからのリンク)を獲得するための対策です。サイトのURLをSNSで宣伝することで、その記事に興味があるユーザーが外部のブログサイトなどで参照してくれる可能性が高まります。
ただし、実際のところこの外部対策を直接コントロールすることは難しいので、一般的にSEO対策として挙げられている方法は、ほとんどが内部対策になります。
冒頭で触れた通り、以前はこの被リンクを集めるために有料でリンクを買う方法をとっている企業もありましたが、これはガイドライン違反となりGoogleからペナルティを受けてしまいます。
順位が下がったり、最悪の場合検索エンジンから消えてしまうこともあるので、絶対にやめましょう!
- 内部対策(Webサイト内部での対策)
-
・コンテンツの質の高さ(コンテンツの更新頻度、独自性、情報の新鮮さなど)
・内部リンク(同じサイト内に遷移するリンク)の構造など
- 外部対策(Webサイト外部の要因に左右される)
-
外部のWebサイトからのリンクやSNSによる拡散
また、この内部対策と外部対策の重要度の割合については以前は内部対策30%、外部対策70%と言われていましたが、2020年7月現在では同じくらいもしくは内部対策の方が重要とまで言われるようになりました。
具体的な数字は公開されないので不明ですが、どちらにしろ内部対策をしっかりとしていればユーザーにとって価値のあるサイトになり、必然的に他のブログなどでリンクを貼られるようになるので、内部対策をしっかり理解して取り組むことがSEO対策として重要になってきます。
SEO対策の基本4 SEO内部対策でできることを学ぼう
次に、内部対策について詳しく説明していきます。
内部対策には、運用者でもコントロールできるコンテンツの部分と、制作者(技術者)でないとコントロールできないサイト構築の部分があります。
以下がそれぞれの対策例になります。
- 運用者で対応可能
-
- 適切なキーワードの選定とライティング
- 高頻度で高い質の記事を更新
- 新しくて正確な情報を掲載
- 他のサイトの真似ではなく、独自のオリジナルコンテンツを掲載
- 記事同士の内部リンクの構造
- タイトルや見出し、本文の適切な構造 etc…
- 制作者側で対応が必要
-
- スマホからでも見やすいサイト
- セキュリティ面で安全なサイト
=通信の暗号化(SSL化)、アドレスのエンコード化など - 表示スピード
- 適切なマークアップ
- W3Cのガイドラインに沿った正しいコーディング
- URLの正規化でインデックスページの重複除去
- XMLサイトマップの設置
- パンくずリストの設置
- 内部リンクの最適化
- タイトルや見出しタグなどキーワードの最適化
- タイトル・ディスクリプションの最適化
- 画像のalt属性の記述
- 構造化データの設置 etc…
つまり、 SEO は制作の段階から対策が必要です。検索からの集客を重視したい場合は、しっかりと SEO を理解されているWEBデザイナーに依頼しましょう!「内部対策が含まれている」と言っても、上記を理解して対応しているWEBデザイナーさんは実はあまり多くありません。また、これらは表面のデザインだけをみても判断できない部分なので、 打ち合わせの際にしっかりとどこまでできるのか聞いた上で判断しましょう。
SEO対策を視野に入れたサイト制作をご希望の場合は、ぜひお気軽にご相談くださいね☺︎
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そして、SEO対策されたWEBサイトの土台が出来上がったら、いよいよ運用がスタートします。
SEO で一番肝心なのは、この制作後の運用の仕方です。
おそらくこの記事を読んでいる方も、運用の部分でお悩みの方が多いかと思います。
具体的な対策方法については、こちらの記事をご覧ください。
SEO対策の基本まとめ
SEO対策の基本について、ご理解いただけましたでしょうか?
これを知っているのと知らないのとでは、次のステップからの理解度にもかなり差が出てくるかと思います。
SEO とはなにか、そして対策にはどんな種類があるのかをご理解いただければ入り口はバッチリです!
次のステップは内部対策の具体的な方法の記事をご覧いただき、実際に実践してみましょう。
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