私が実践している「余白ある働き方」につながる3つの工夫

「もっと自由に働きたい…」
「時間にも心にも余白が欲しい…」

そんな想いを持ちながら、気がつけばタスクに追われて1日が終わっていく。

今この記事を読んでくれているあなたも、そんな日々にちょっと疲れていませんか？

私も会社員の頃は「仕事なんだからやらないと」「お給料もらっているから1分も無駄にしないで動かないと」と、 常にフルスロットルで走っていました。
でも徐々に体も心もすり減っていき、あるとき限界を感じてしまいました。

そんな経験から自分のペースで自由に働けるフリーランスを目指し始め、独立後から自分なりの「余白のある働き方」を模索し続けてきました。

今日はそんな私が、今実践している「余白のある働き方」のコツを3つ、ご紹介します。

1. 「70%」をマックスにする

私が今、何をするにも意識していること。 それは「自分の頑張りを常に70%に抑えること」です。

…と言うと、手を抜くってこと？と思われるかもしれませんが、そうではありません。

100%でスケジュールを詰め込んだり、目一杯の力で毎日走り続けると、 ちょっと何かトラブルやアクシデントが起きただけで、一気に崩れてしまうんですよね。
たとえば、子どもの急な発熱。予期せぬ仕事上のトラブル。予測できない体調不良…。
そんなイレギュラーが起きたとき、余力がないと対応が効きません。

だからこそ、あらかじめ「70%」で動いておく。 そうすることで、何か起きても残りの30%の余白があることで落ち着いて対応できるし、 結果的にスムーズに物事が運ぶことが多いのです。

それに、「100%頑張る」が当たり前になると、 心の中にも「余白」がなくなってしまうと思っています。アイデアが出づらかったり、創造性が落ちてしまうなど、最高のパフォーマンスを出せないので、結果的にお客さまにご迷惑をおかけすることになるかもしれません。

心にも体にも「遊び」を持たせておく。 それが、長く心地よく働くための一番の土台になると私は思っています。

私が70%をマックスにするために意識しているマイルール10選はこちらの記事でご紹介しています＊

2. サービスもお客さまも“無闇に広げない”

以前の私は、「もっと多くの人に届けたい！」「いろんなことができた方がいいよね」と、 サービスの幅も、ターゲットもどんどん広げてしまった時期がありました。

でも、広げれば広げるほど、自分が疲弊してしまうことに気づいたんです。

対応範囲が広いと、時間もエネルギーもどんどん分散します。 求められるものもバラバラだと毎回お客さまごとにサービスをカスタマイズする必要も出てくるし、結果的に”浅く広い”サービスにしかなりません。

今は、「自分が本当に届けたい価値は何か？」「どんな人となら深く関われるか？」 を大切にしながら、サービス設計をしています。

結果的に、時間もエネルギーも「本当に届けたいサービス」「本当に届けたい相手」に集中できるようになったことでお客さまの満足度も上がり、リピーターの方が増えて「深く」「安定的に」仕事ができるようになったと感じています。

無闇に広げないから対応もやることもシンプルで、頭の中もすっきり。お客さま一人ひとりと丁寧に向き合える時間と心の余裕も生まれました。

広げることより「絞ること」こそが、「余白ある働き方」を作るコツです。

3. 大勢に届けるより、成約率を上げることに集中

「もっとたくさんの人に知ってもらいたい！」という気持ちはとても大切。
でも、届ける相手を広げれば広げるほど、自分の時間もエネルギーも分散していく気がします。その結果、「頑張ってるのに成果が出ない」状態に陥ってしまいやすいんですよね。

私が意識しているのは、今すでに関わってくれている人たち、興味を持ってくれた数少ない人たちとの“関係性の濃さ”を高めていくこと。その方がずっと効率的で、余白ある働き方につながると思っています。

たとえば──
100人に届けて3人が申し込んでくれるのと、
10人に届けて5人が申し込んでくれるのとでは、
成果としては後者の方が大きいのに、労力はずっと少なくて済みます。

無理に分母（届ける人数）を増やすより、
分子（申し込んでくれる人）を増やすことにエネルギーを注ぐ。

この視点を持つようになってから、「発信」も「セールス」もずっと楽になりましたし、”売上”も”余白”も安定して増えていきました。

「誰でもいい」じゃなくて「この人に届けたい」を明確にしていくことで、私たちの言葉も、サービスの魅力も、もっと深く伝わるようになります。

数を追いかけるのではなく、質を高める。
その積み重ねが、余白のあるビジネスの土台になっていくと思います。

さいごに：削ぎ落とす勇気を持つことから始まる

余白のある働き方は、何かを「追加する」のではなくて「削ぎ落とす」ことから始まると思います。
大切なのは、「本当に必要なこと」を見極めて、それを軸にエネルギーと時間を集中できるように、取捨選択していくこと。

もし「もっと余白のある働き方がしたい」と思っているなら、ぜひ削ぎ落とす勇気を持つことから始めてみてください＊もっと軽やかに、もっとあなたらしく働ける未来が待っているはずです！